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コリまたはゴリ(凝、許理、許利、碁理、牛利)は、ヤマト王権以前の称号の一つで、3 - 5世紀ごろの専門的職業人(または集団)とくに「切る」ことに精通しているものの名称として使われた。その名残は最近まで使われていた「キコリ(木を切る職業人)」にみられる。現在、「コリ(凝り)」(終止形はコル)は「あることに熱心である、あるいは精通している」という意味で使われている。 ==概説== イシコリは石切りに精通しているもの、タケコリは剣に長けた戦士、カナコリは金属加工に精通しているもの、ニシコリは織物(錦)に精通しているもの、というように、精通分野の違いによって「コリ」の前につく語が変わる。また「コリ」は「コロ〔本居宣長『古事記伝』第22巻。宗像神社などの祭神「タコリヒメ(田許理比賣、田凝姫命)はタゴコロヒメ(田心姫)とも読み替えられている。『先代旧事本紀』「天孫本紀」に「イズシココロ(出石心大臣)」が見られるが、これはイズシコリの読み替えであることがわかる。〕」や「キリ〔 タコリヒメ(田許理比賣、田凝姫命)は「タキリ(多紀理)ヒメ」と呼ばれている。ここで「コリ」は「キリ」へと読み替えられている。キリには「切る」という意味合いがあるかもしれない。〕」への読替えも見られるようになる。「コリ」に当てられた文字の多様性(凝、許理、許利、碁理)や「コロ」・「キリ」への転化は、「コリ」の起源が古いことを意味している。すでに3世紀の邪馬台国に「都市牛利(トチゴリまたはトシコリ)」という人名が記されているところから、ヤマト政権以前に使われた名称と考えられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コリ (称号)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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